建物持ち上げ工事は、「ヒビ割れ」や「ひずみ」などの傷みが最も発生しやすい工事です。
過去の曳家工事では、直接建物にレールを通す穴を開けたり、床をはがしてレールをセットしました。
持ち上げる工事は、建物を左右交互に上げて水平に近い状態を保ちながら上昇させます。
現在もこの工法を採用する業者はおりますが、建物強度が落ち、非常に危険な状態になります。
現在の曳家工事は、基礎に穴を開けてレールを通すようになりましたが、上昇する工法は過去のものと変わらず、建物への影響は避けられません。
しかしファーストハウスは、東海地区で初めて「同調ポンプ12連」を導入し、建物を水平の状態に保ちながら同時に上昇させることを可能にしました。
これにより建物強度を落とすことなく移動ができ、工期も大幅に短縮しました。