不同沈下により建物に発生する症状は、建物の沈下量にもよりますが、
基礎や外壁に発生するヒビから身体に違和感を感じるものまで幅広く
建物にダメージをを与えていきます。
これからお見せする画像は、当社で施工した建物の被害状況を撮影したものです。このような症状が出ている場合、すでに建物の不同沈下が進んでいる可能性が高いです。ただし、これらの症状も不同沈下修正工事によって修復することは可能です。
土間・犬走りの亀裂
不同沈下の初期段階で発生します。
地表面の不陸や陥没によって生じる。 |
陥没
地盤中に腐植物や瓦礫等が混在している場合に発生しやすく、広範囲に起こると不同沈下の直接的な原因にもなる。
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基礎の亀裂
鉄筋コンクリートの基礎では幅0.3ミリを超える構造クラックの場合、基礎内部への水の浸透を許し、鉄筋の腐食などに発展する可能性がある。
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モルタル外壁の亀裂
不同沈下の初期段階で発生する。
不同沈下によって無理な力がかかり、クラック(亀裂)が拡大します。
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サッシの開閉不良
開閉がスムーズにできなくなり、天地が枠に当たったり、隙間が広がって、鍵もかからなくなってきます。
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歩くと床がきしむ・床鳴り
床下に入らないと束が束石から浮いていることはわからないが、室内で床がふわふわして感じられたり、床鳴りが発生し始めたら、要注意です。
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壁の隙間
クロスのほつれやたわみと同時期に
発生してくる。 |
ふすまの開閉不良
開閉がスムーズにできなくなり、
天地が枠に当たったり、
隙間が広がってきます。
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タイルの亀裂・はがれ
クロスのほつれやたわみと同時期に発生してくる。建物のゆがみによって、タイル壁がふくらみ、徐々に亀裂やはがれが発生する。
(写真は大きくゆがんだお風呂場)
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サイディングの隙間
柱や梁などの構造部材の歪みが進行すると、外壁を覆うサイディングが変形にたえられなくなり、継ぎ目などに隙間が生じたり、ずれたりする。
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